2011年9月5日月曜日

木場弘子氏と安田理事長の対談

安田学園教育会理事長の安田弘氏と木場弘子氏の対談の様子です。

国際社会に通用する「人間力」を育む学園


安田財閥の創始者、安田善次朗氏の遺志を受け継ぐ「安田学園」は、
2年後に迎える創立90周年を前に、世界に通用する「人間力」を備えた
人材を輩出していくための大きな改革に取り組んでいる。
善次郎氏の曽孫である安田理事長に、独自の教育方針や具体的な取り組み等について、
木場弘子氏がうかがった。

木場弘子 安田学園は江戸ゆかりの地、両国にあり、2年後には創立90周年を迎えられるそうですね。

安田 本校は、隅田川のほとり旧安田庭園と横網町公園の深い緑に囲まれた立地にあります。創立90周年までには、近代的な学習設備を備えたスカイツリーを望む9階建ての新しい校舎が完成します。

木場弘子 進学校を目指し、大きな改革に取り組まれているとのことですが。

安田 現在の中高教育は、過去問等を暗記させるなど、受験用の勉強に重点を置いているように思います。本来、教育のあるべき姿とは、国内外の社会が求めている人材を育成すること。社会の要請と学生の現状にズレが生じている日本の教育を是正していかねば、優秀な人間は育ちません。
本校では「どのような人材を輩出していくべきか」から逆算して、教育内容を決めていきます。基礎学力と幅広い人間力を兼ね備え、自ら学習に取り組むことができる学生を世に送り出していくことが我々の使命だと思っています。

木場弘子 最近の学生は基礎学力はあっても、社会適応能力等が課題と感じることがあります。教科書だけで完結するのでなく、社会を見せてあげるような教育も必要ですね。

安田 私は50年近く国際社会で仕事をしてきました。特に国際会議では、日本の代表者が中身の濃い発言をすることが少ないように思います。ポイントをついた発言が尊敬され、人とのつながりを増やし、仕事に役立ちます。日本人は、まず苦手な英語を克服しなくてはならない。その上で、知識を磨き、コミュニケーションスキル、集中力、物事を冷静に率直に見る目、社交性などが必要です。
安田学園では、英語の特別コースを数年前からスタートさせ、アメリカ人の教師たちにより生きた英語を教えています。年に1回、ニュージーランドへ約1カ月ホームステイさせるなど、実践的な研修も積極的に行っています。こうして、グローバルに渡りあえる人間力の下地を作るのです。

安田学園のHPを拝見させていただきました。
学校内にある、図書館が自習用の個別デスク、インターネットのできるパソコンやDVD鑑賞ができる設備もあり、昼休みや放課後に利用できるそうです。
また自習室として朝は7時から8時、放課後は19時まで開いているみたいです。
自習用の個別デスクなんて、私が学生だったときはなかったですからねぇ。。

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