2011年9月1日木曜日

木場弘子氏の異文化体験

木場弘子氏の「ノルウェーでの異文化体験」

 父の仕事の都合で、生まれてから10年の間に7カ所に移り住みました。中でも印象深いのは、小学2年生のとき1年間滞在したノルウェーのオスロ。帰国子女なんて言葉はまだないころのことです。親の転勤で各国から来た子ばかりのブリティッシュスクールに通いましたが、会話はすべて英語なので言葉が通じません。

 母に大好きな海苔のおにぎりをつくってもらい、意気揚々と学校に持って行ったときのこと。クラスメートが黒いものを見て、「なにこれ?気持ち悪い」といった反応に傷つきました。翌日から固くてまずくてもサンドウィッチを持参しました。その一方で、アフリカの男の子のお弁当は、生のニンジン1本だけ。それをポリポリ食べるのを見て驚きました。そのことを親にいうと、「生まれ育った環境も文化も違うんだから、それを非難してはいけない」と、たしなめられました。

 8歳でしたけれど、生活習慣や考え方、文化の違いをはっきり感じた1年でした。異文化を否定してはいけないことを食を通じて学んだ気がします。日本では人と少しでも違うとイジメの対象になりますが、向こうではもともと人は違うので、わかり合おうとしたり、共通点を見いだそうと努めます。内気だった私は日本に帰ってから、人見知りをしなくなりました。



確かに木場弘子さんって人見知りするような感じに見えないですよね。
私も異文化体験にすごく興味があるので、色んな国に行きたいなと思っています。


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